経験を積み重ねることは、一時期は自信と喜びであり、モチベーションの維持・向上につながるのですが、社会人生活が10年以上続けば、経験やスキル、仕事の仕方が化石化してしまうこともあり…。
特に最近の私がその危機感を感じており、一つの捕捉方法として、社会人大学院で学び始めました。
先生方の手厚いサポートにより、忙しいと思いながらも、楽しんで学んでいます。
今後の研究テーマ(分野は経営・人材組織)の参考に様々な書籍を読み進める中で、今の自分の化石化したものを砕きほぐすヒントを得た書籍。
(2014年版のはてなTシャツと一緒に)
8年も前に発行され、社長も変更になり、いろんな意味で古いはずの書籍ですが、「新しい」と感じる内容が盛りだくさん。
改めて読んでみて、参考にしたいことがたくさんありました。
- 情報の共有・私物化しない(ソースコードの社内共有化)
「あの先輩はきれいなソースコードを書くからすごい」ということを現場で耳にしますが、永遠に「すごい先輩」と称賛するだけで追い付けずに終わってしまったり、費用を掛けて研修を実施することで同様のスキルアップを図るようなこともあり。
この方法でやっていれば、もっと効率的に優秀なエンジニアが育つのにな・・・と。
- 2人1組の作業(ペアプログラミング)
これは、プログラミング以外の仕事でも実践したいことです。
私のようなバックオフィスのポジションは、ぎりぎりの人員でやっているので実現が難しいかもしれませんが、「他人の力を使って自分の弱い部分を補い合う」ことは、いくら経験を重ねても大切にしていきたい、仕事に対する謙虚・素直な気持ちを継続することでもあると思います。
- 常識を捨てて
今の私の一番のお気に入りフレーズ。
「常識的考えを一度捨てて、本当に有効な方法が何なのかを真っ白な頭で一度考える」ことは、今、私が感じるキャリアの危機を乗り越えるヒントであり、大学院で学んでいきたいこと、研究したいことにも通じます。
常識(「自分の経験」も当てはまります)という偏見のコレクションを捨てて、良いものを生み出し、作り上げることに挑戦したい、そう思います。
さて、ベビーピンク色のはてなTシャツがお気に入りですが、ブルーも欲しいな。
- 作者: 近藤淳也
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/02/13
- メディア: 単行本
- 購入: 62人 クリック: 1,985回
- この商品を含むブログ (1102件) を見る